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遠野 秋葉


ほのかに赤みがかかった黒髪が座敷にちらば
る。
白く、か細い四肢が横たわって、黒髪の艶をより
いっそう引き出している。

――黒い髪。
  横たわる秋葉は紅い花のようだった。

「兄さん、わたし………」
顔をそらして秋葉は囁く。
さっきから、秋葉は俺と目を合わせようとはしな
い。
「……その、初めてだから―――」
ごにょごにょ、と聞取れ無くなっていく秋葉の声。
…ほんとうに。恥ずかしがり屋なのか、それとも気
丈なのか秋葉はわからなくてむずかしい。
先ほどまで。
つま先から足を舐めあげて、そこから秋葉の大
事なところを丹念に舌で濡らしても、秋葉は声を
あげなかった。
ただ、押し殺した声のかわりにとくん、とくん、と体
がふるえるだけで。
こうして服をすべて脱がせて床に寝かせても、秋
葉は持ち前の気丈さを崩さない。
けれど、隠してもわかる。
秋葉の呼吸は言葉なんかより、ずっと可愛い。
「秋葉のここ、もうこんなになってる」
ぐちゅ。
わざと大きな音をたてて、秋葉の秘所に指をさし
いれる。
「―――――ん」
顔をそむけて、耳まで真っ赤にして、秋葉は感覚
に身もだえする体を抑える。
ぎり、と秋葉は唇をかんで、必死に声を殺してい
る。
「そっか。むかしっから秋葉は我慢強かったもん
な」
「―――そんなこと…ありません」
秋葉は胸に手をおいて、そんな事を言う。
仕方ない。
今度はもう少し深く、指をさし入れた。
「――――――ん………!!」

秋葉

びくん、と秋葉の顔をのけぞる。
…正直、秋葉は人一倍感じやすいと思う。まだ軽
い愛撫を繰り返しただけなのに、秋葉は行為の
後のように体を火照らせて、秘所を濡らしてしま
っている。
これじゃあ、本当に俺自身をつきいれた時に秋葉
がどうなってしまうか予想もつかない。
「秋葉。声、出したほうがいいぞ」
「―――声なんて、あげません」
「ばか。そのほうが我慢できるんだぞ。恥ずかしい
事じゃないんだから、無理するなよ」
「…わたし、無理なんてしてない」
秋葉はかたくなで、本当に、秋葉だった。
…十分に成熟した体と、アンバランスな小さな胸
を気にして恥ずかしがっている少女。
声をころしているけど、俺を拒まずに受け入れよ
うとしている妹―――
その全てがたまらなく愛おしい。
そう、たとえ本当の妹だとしても―――

俺は、秋葉を一人の女性として愛したかった。


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